積極的に問いに挑み洗練させる

問いに挑み続ける」努力もとても有効です。起きていることを拾うだけでは出てこない「本来積極的に挑むべき問い」に自らを駆り立てることができるからです。

そもそも自らへの問いかけを吟味している人はとても少ない。「問いの質が人生の質を左右する」という格言もある通り、自らに価値ある問いを投げかけることで人生を望む方へと誘導することが可能です。

積極的に挑むべき問いは非常に沢山あります(別途チェックシートにまとめています)が、これらの中で上位に位置する問いが、我々が「生き方洗練課題」と呼ぶもの。これは様々なテーマに向き合い続けるうちに誰しもが行き着く「本質的」で「高難度」な問いを指します。

洗練」と聞くと何かおしゃれな雰囲気が漂いますが、我々が用いる「洗練」は「ホンマにそう?」と健全な懐疑心で自らに問い、答えをより過不足なく大切なエッセンスに沿ったものへ磨きをかけることを指します。本質(本物の答え)は何度ふるいにかけても残り続けるものだからです。

「ホンマにそう?」と洗練させ残り続けた答えが本質

生き方洗練課題の代表格は「報酬×評価なしでもやりたいことで生計を立てるには?」という問い。

なぜ「やりたいことで生きるには?」という問いではダメか。それは、高収入や社会的名声等を得やすい職業の場合、それを理由にこれらが自分の本当にやりたい仕事だと感じてしまう例も多いため、「純粋な『やりたい度』目線で残り続けるものが何なのか」を炙り出すには「報酬×評価なしでもやりたいこと」を問う必要があるからです。

最も純度の高いやりたいこと「報酬×評価なしでもやりたいこと」

今やってる仕事や理想の仕事に対し「お金をもらえなくてもやりたい?」「仕事によっては職種/業界/会社自体が名声や権威を伴うがそれら無しでも選ぶ?」と問うと多くの場合「いいえ」と返ってきます。それだけ「自分が心底やりたいこと」を自覚し、それを仕事に出来ている人は少ない印象です。

そもそもお金/人気/承認欲求に振り回されたまま生きていたり、他にも、こう生きねばならないという「囚われ」、そんなことは目指すべきでないという「タブー視」、どうせ無理という「諦め」等に影響されたまま過ごしている例も多いです。これらは往々にして自分では無自覚なことも多いので、常に自身の今の選択に対して「ホンマにそう?」と洗練姿勢を貫くことが大切です。

では、心の底からやりたいことを仕事にするにはどうすれば良いか。それは「やりたいことは何か」「それで生計を立てるにはどうしたらいいか」と「”答えが出るまで”問いに挑み続けること」に尽きます。

前項で紹介した「エッセンス抽出」等を駆使し、やりたい気持ちに直結している重要な部分を過不足なく炙り出し、心底自分に合った形を探せるかどうかが何よりのポイントです。結果、一番最初に描いた夢/目標とは一見異なる、しかしエッセンスがしっかり反映された“ならではの形”へと変化していくことが大半です。

だからといって問いに挑み続ける人はごく少数、大抵ほぼ確実に途中で挫折します。「中々答えの出ない問いに挑み続ける」ことは面倒で苦しい時間です。学生時代、全く答えの見えそうもない問題に諦めず/地道に向き合い続ける時間は楽ではありませんでしたよね。

そうして「本当はこうしたい」という自らの本音にフタをして忘れ去ってしまう。それぐらい「問いに挑む」ことは多くの人が途中で「無意識に」諦めてしまう多大な労力を要する努力です。

悩むことは悪くない!「不健全に悩むパターン集」

とはいえ、「他の誰でもないこの私」の人生において心底望むものを手にいれるためには、「問いに挑み洗練させ答えを見出す」しかありません。答えが出るまで数年、数十年かかるかもしれません。それでも諦め切れない「本当に欲しいもの」を手に入れるべく、地道な積み上げを続ける者だけがそれを手にするのだと思います。

「問いに挑み続ければ答えが出る」かは誰も約束出来ませんが、「挑み続けなければ答えが出ない」ことは確かだと思います。

くつろいで問いに挑み続けよ

生き方洗練課題

生き方洗練課題の代表格として「報酬×評価なしでもやりたいこと」を紹介しましたが、他にも下記のような「より良い生き方へ自身を導く(生き方を洗練させる)」問いがあります。

生き方洗練課題
  • お金に振り回されず使いこなす「お金のメンタル設計
  • 理想のライフスタイルに近付く変化の雪玉を転がす」
  • 世間の成功に振り回されず自分の幸せを定義する
  • 自分との付き合い方に長ける「自分トリセツ」の充実」
  • 満足と渇望という矛盾した価値観を両立させる「味求バランス
  • 互いに本音や心の勢力図を打ち明けるほど仲が深まる関係を育てる「踏込擦合せ
  • 自分と相性良いファン&仲間と生きる「自分タレント化計画
  • 自分と相手でルールが異なる不均衡を正す自他バランス
  • あらゆる感情にフタ(無視)せず適切に向き合う

   and more…

世間の成功に振り回されない「幸せの定義」

これらはいずれも簡単にクリア出来ない高難度な問いばかり。その代わり、問いに挑み答えを洗練させた分だけ人生の充実感を格段に高めてくれます。

洗練姿勢を持つということは厳しい目で常に反証/哲学/批判し続けるということ。結果、安直な答えに走ることも、極端な考えに偏ることも、自分に嘘を付くことも出来ないため、一見厳しい姿勢ですが、本質や本来の自分に徹底的に沿う正直な生き方でもあります。

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  内コミュと外コミュ